ワイン×オーガニック
オーガニックEXPOで田村安さんのセミナーに参加してみました。
30分間だけだったけれど、学びの多いお話だったのでここにまとめます。
ワインとは、、白赤ロゼ、価格も500円~何十万とあり、
材料のブドウ品種も様々、製造方法も木樽やステンレス…
作りたて、何十年と寝かしたワイン・・・
飲んでも飲んでも違うので飽きず、
このワインはどういうものか話ながら飲む、
ワインの面白さを多くの人に知ってもらいたい、そう思ってます。。
さて、オーガニックの視点からワインを見てみると、
製造過程にグレーな部分が多く、原材料も明確に表示されず、
真のオーガニックワインを選びたいのであれば、生産者を知ることしか方法はないんだと、
田村さんは仰っていました。
赤ワインと白ワインでは製造方法は違いますが、
赤について…
天然酵母は皮についているので、
ブドウは洗わずに絞られます。
ブドウの糖分が発酵し、アルコールとなり、種や皮から炭酸ガスが出て、
ポリフェノールが生成されます。
ここで、発酵を止めるために、
二酸化硫黄が使われるのが本来の方法です。
20℃以下のところに保てば発酵はすすまないとのこと。
ワインに最適温度があるのは発酵が進む進まないの話なんですね。
そして注目は、皮を洗わずに使われるという点。
農薬が大量に使われていたら、ワインから残留農薬が検出されるのは当然の話なんですね。
またオーガニックでないワインの保存料は、メタ重亜硫酸カリウム、通称メタカリを使用しており、
この添加物が、頭痛・ムカムカ・お腹をゆるくします。
ワインを飲むと頭が痛くなるというのは、、良くないワインを飲んでいるからかも。。
また、メタカリを入れると、40℃でも発酵が進まないので、温度を気にせず輸送でき、より安く販売することが可能という訳です。
この時期、ボジョレーヌーボーが解禁され、今年夏に作られたワインを飲むというイベントがありますが、
熟成させずにしっかりとした味を楽しめる、ボジョレーにはほとんど香料が使われているとのこと。ボジョレーらしさを出すための香料です。
フランスでは現在、10%程がオーガニックワインだそうです。
オーガニックワインはボトル千円では買えないと仰います。
日本でオーガニックワインを手にしたいのであれば、専門店に行かなければ本物はみつからないだろうと。
生産者さんをよく知る売り手より買う方法が良さそうです。
ビーンズでは、オーガニックワインも販売中。
まだまだ勉強が必要です。